ミナギ（株）は、粉体・粉粒体のブリッジ、閉塞、架橋、ブロッキングなどを防止解決する機器の専門メーカーです。

非常に流動性の悪い微粉末が対象物です。
物質名は非開示ですが、サンプルを拝見したところ酸化チタンに似た性状のように思いました。

ユーザー様談：「流動性が最悪なので定量フィーダー部分は撹拌機があるものを採用したが、その上につながっている大型ホッパーでラットホールが発生して困っている」

弊社でホッパー図・対象物サンプル・ラットホール状況写真を拝見し、ブローディスクの配置・制御に関してご案内ののち、採用いただきましたが、当機器設置後一発でラットホール解消とお聞きしました。ブローディスクのご採用ありがとうございました。

今回ブローディスクを設置したホッパーの概要
直径　　：Ø1000
底部寸法：約500×500
高さ　　：約700

配置について
設置個数：８個
配置　　：ホッパー下部の平面部に４個
　　　　　ホッパー上部のＲ面に４個
制御　　：電磁弁４個を内蔵したコントローラーにより
　　　　　ブローディスクを２個ずつ時間差で順次エアーＯＮ

（本件と話は異なりますが）
最近よくご質問いただくのが、ブローディスクの弾性ディスク＝シリコンディスク（特殊シリコンゴム）の耐久性に関してです。

ブローディスクの弾性ディスクに使用していますシリコンゴムは、一般的なシリコンゴムと比べ圧倒的に耐久性に優れています。この材料に関しては、徹底的な吟味を重ねたうえで現在に至っています。信頼性の高い非常に特殊な材料です。お客様の用途・条件は様々ですからすべてにおいて100％というわけではありませんが、他のエアーレーターと比較してたいへん優れた耐久性を誇ります。

特に大型サイロに設置した場合などは内部からの点検が困難なうえ交換も大変です。また、食品業界などを含め異物混入リスクを考えると耐久性は非常に重要です。当機器のエアー噴射部分は、このブリッジブレーカーの最大の特長である「ホッパー内壁面に沿うエアー噴射」を担保するために弾性体であるゴムを使用せねばなりません。当ブローディスクの弾性ディスク（特殊シリコンゴム）は非常に高い耐久性があります。なお、サンプルピースのご提供も可能ですからご相談ください。